2013年 05月 11日
こどもの日に見た成長
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5月5日、こどもの日。
フィリピンには、国民の祝日として認められている「こどもの日」はありません。
何故でしょう。とっても大切な日なのにね。
さて、先日のこどもの日のこと。
仁奈のフィリピン人の友達の5歳の誕生日祝いに、
彼女の家へ一家で行ったKanabo家。
フィリピンでは、自宅でやるパーティーでも
プロのエンターテイナーをよぶことはごく一般的で(それだけ安価で雇えるから)、
こちらのパーティーにも司会進行/ゲーム/風船芸/マジックショーを
一人でこなせるフィリピン人のエンターテイナーが来ていた。
子供20人くらいで最初幾つかのゲームをやり、スナックを食べ、風船芸を見て、
マジックショーも見て、盛りだくさん。
お揃いの洋服を着た仁奈英奈姉妹もおおはしゃぎ、笑。
パーティーの終盤に迫って来た時のこと。
エンターテイナーが「最後にもう1つゲームをしましょう!」と、
子供全員が前に座らされた。
「では、これからみんな『一番の笑顔』を見せて下さい!Bちゃん(誕生日の子)が一番良いと思った笑顔の子の名前を呼ぶので、呼ばれたら前に出て来て賞品をもらって下さい♪」
最初に呼ばれたのは2人の女の子たちで、
ガッツポーズをして賞品をもらっていったのでありました。
そして次にエンターテイナーがBちゃんから耳元にささやかれて発した名前が
「ニナン J!」
仁奈はもちろんのこと、私もJ-kunダディーも
仁奈が呼ばれたんだと一瞬喜んだのも束の間。
前に自信を持って出て行った仁奈を横に、親戚一同が
「Ninong J ! ニノン J!」
と盛り上がっているではありませんか。
(「Ninong」とは、カトリックの洗礼を受ける時に親代わりになって支えてくれるよう「God Father」として選んだ人のことを呼ぶ愛称。
ちなみに、「God Mother」のことは「Ninang XXX」と呼びます。)
仁奈が呼ばれたのではなかったことに気付き、
すぐにJ-kunダディーが
「It's not you Nina !」
と呼び戻し、恥ずかしげに私たちの席へ走ってきた仁奈。
人前で間違いをして恥ずかしい思いをしたことで泣いてしまうんじゃないかと
Kanaboマミーはどうフォローしようかと考えていたら、仁奈のほうから
苦笑いしながら
「間違えちゃった!「ニノン」が「ニナ」に聞こえちゃった。へへへ。」
と。
私たちは「マミーもダディーもになちゃんが呼ばれたと思ったよ!紛らわしいよね!」と軽く言い、仁奈をぎゅ〜っと力一杯抱きしめ、オデコにキスをしてやったのでした。そして「ほら、まだゲームが続いてるから行っておいで!」と背中を押してやり、仁奈もまた張り切って前へ行ったのでした。
その後ろ姿を見ながら、私がひと言J-kunダディーに
「今の反応見た?仁奈、強くなったね。」
って。
するとJ-kunダディーも
「うん。気づいたよ。I am so proud of her. 誇りの娘だね。」
と。
その日の夜、ベッドで仁奈と英奈を寝かしつけていた時のこと。
英奈は早々と寝息をかきながら眠り始めたものの、
仁奈はなかなか寝ず、しばらく色んな話を2人でしていました。
すると仁奈が突然私にこんなことを言ってきたのです。
仁奈:「今日ね、Bのおうちでゲームしてて、ニノンをニナって聞き間違えちゃったでしょ。あの時、キューッてお腹が痛くなったんだ。」
Kanaboマミー:「そうなんだ。どうしてだろうね。恥ずかしくて、ちょっとお腹が痛くなっちゃったかな?」
仁奈:「う〜ん、もしかしたらその前にスパゲッティーいっぱい食べたからかも!笑。」
ごまかそうとするそんな言葉がまたなんともいじらしくて、
私は涙が出そうになってしまいました。
Kanaboマミー:「でもね、になちゃん。今日ほとんどの人は、になちゃんが間違えたことに気づいていなかったよ。たとえ気づいたとしても、人の前で間違いを起こすことはちっとも恥ずかしいことじゃないからね。」
そう言って、また彼女のことを力いっぱい抱きしめてやり、
何度も何度もキスをしてやったのでした。
いつの間に娘はこんなに成長したのでしょう。
小さな出来事を通して見た娘の大きな成長。
ちょっとしたことだけど、言葉では現しきれない母の喜びを味わいました。
同時に、娘が私にそっと胸の内を打ち明けてくれたこともすごく嬉しくって。
これからも、「娘達がなんでも話せる母親でいよう」と、
母の日の前日に改めて誓ったKanaboでありました。
(フィリピンも明日は「母の日」で〜す♪)
今年も娘達と作った「こいのぼり」♪
になはな、これからもどんどん大きくな〜れ。
Kanaboマミーは2人の成長を
しっかりしっかり心に刻んで行くからね。
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フィリピンには、国民の祝日として認められている「こどもの日」はありません。
何故でしょう。とっても大切な日なのにね。
さて、先日のこどもの日のこと。
仁奈のフィリピン人の友達の5歳の誕生日祝いに、
彼女の家へ一家で行ったKanabo家。
フィリピンでは、自宅でやるパーティーでも
プロのエンターテイナーをよぶことはごく一般的で(それだけ安価で雇えるから)、
こちらのパーティーにも司会進行/ゲーム/風船芸/マジックショーを
一人でこなせるフィリピン人のエンターテイナーが来ていた。
子供20人くらいで最初幾つかのゲームをやり、スナックを食べ、風船芸を見て、
マジックショーも見て、盛りだくさん。
お揃いの洋服を着た仁奈英奈姉妹もおおはしゃぎ、笑。
パーティーの終盤に迫って来た時のこと。
エンターテイナーが「最後にもう1つゲームをしましょう!」と、
子供全員が前に座らされた。
「では、これからみんな『一番の笑顔』を見せて下さい!Bちゃん(誕生日の子)が一番良いと思った笑顔の子の名前を呼ぶので、呼ばれたら前に出て来て賞品をもらって下さい♪」
最初に呼ばれたのは2人の女の子たちで、
ガッツポーズをして賞品をもらっていったのでありました。
そして次にエンターテイナーがBちゃんから耳元にささやかれて発した名前が
「ニナン J!」
仁奈はもちろんのこと、私もJ-kunダディーも
仁奈が呼ばれたんだと一瞬喜んだのも束の間。
前に自信を持って出て行った仁奈を横に、親戚一同が
「Ninong J ! ニノン J!」
と盛り上がっているではありませんか。
(「Ninong」とは、カトリックの洗礼を受ける時に親代わりになって支えてくれるよう「God Father」として選んだ人のことを呼ぶ愛称。
ちなみに、「God Mother」のことは「Ninang XXX」と呼びます。)
仁奈が呼ばれたのではなかったことに気付き、
すぐにJ-kunダディーが
「It's not you Nina !」
と呼び戻し、恥ずかしげに私たちの席へ走ってきた仁奈。
人前で間違いをして恥ずかしい思いをしたことで泣いてしまうんじゃないかと
Kanaboマミーはどうフォローしようかと考えていたら、仁奈のほうから
苦笑いしながら
「間違えちゃった!「ニノン」が「ニナ」に聞こえちゃった。へへへ。」
と。
私たちは「マミーもダディーもになちゃんが呼ばれたと思ったよ!紛らわしいよね!」と軽く言い、仁奈をぎゅ〜っと力一杯抱きしめ、オデコにキスをしてやったのでした。そして「ほら、まだゲームが続いてるから行っておいで!」と背中を押してやり、仁奈もまた張り切って前へ行ったのでした。
その後ろ姿を見ながら、私がひと言J-kunダディーに
「今の反応見た?仁奈、強くなったね。」
って。
するとJ-kunダディーも
「うん。気づいたよ。I am so proud of her. 誇りの娘だね。」
と。
その日の夜、ベッドで仁奈と英奈を寝かしつけていた時のこと。
英奈は早々と寝息をかきながら眠り始めたものの、
仁奈はなかなか寝ず、しばらく色んな話を2人でしていました。
すると仁奈が突然私にこんなことを言ってきたのです。
仁奈:「今日ね、Bのおうちでゲームしてて、ニノンをニナって聞き間違えちゃったでしょ。あの時、キューッてお腹が痛くなったんだ。」
Kanaboマミー:「そうなんだ。どうしてだろうね。恥ずかしくて、ちょっとお腹が痛くなっちゃったかな?」
仁奈:「う〜ん、もしかしたらその前にスパゲッティーいっぱい食べたからかも!笑。」
ごまかそうとするそんな言葉がまたなんともいじらしくて、
私は涙が出そうになってしまいました。
Kanaboマミー:「でもね、になちゃん。今日ほとんどの人は、になちゃんが間違えたことに気づいていなかったよ。たとえ気づいたとしても、人の前で間違いを起こすことはちっとも恥ずかしいことじゃないからね。」
そう言って、また彼女のことを力いっぱい抱きしめてやり、
何度も何度もキスをしてやったのでした。
いつの間に娘はこんなに成長したのでしょう。
小さな出来事を通して見た娘の大きな成長。
ちょっとしたことだけど、言葉では現しきれない母の喜びを味わいました。
同時に、娘が私にそっと胸の内を打ち明けてくれたこともすごく嬉しくって。
これからも、「娘達がなんでも話せる母親でいよう」と、
母の日の前日に改めて誓ったKanaboでありました。
(フィリピンも明日は「母の日」で〜す♪)
今年も娘達と作った「こいのぼり」♪
になはな、これからもどんどん大きくな〜れ。
Kanaboマミーは2人の成長を
しっかりしっかり心に刻んで行くからね。
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by kanabomanila
| 2013-05-11 16:48
| フィリピンで子育て