2010年 04月 02日
Visita Iglesia
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イースター(キリストの復活祭)の直前の木曜日は、
『Maundy Thursday ;聖木曜日』と呼ばれる日で、
聖書の中ではイエス・キリストが弟子たちと「最後の晩餐」を行った日です。
国民の約9割がカトリック信者のフィリピンでは、
この日にあることをするのが習慣とされています。
それは、
「Visita Iglesia」
と呼ばれるもの。
直訳すると「教会への訪問」という意味で、
夕方から夜にかけて、14の教会へ訪れて祈りを捧げます。
何故「14」なのか。
どのカトリック教会にも必ずあるものが、
イエス・キリストが死刑宣告を受けてから復活する直前までの様子を
14コマの絵で表現する「Way of the Cross ; 十字架の道」
(それぞれのコマが飾られた場所を「ステーション」とよびます)。
木彫りのものだったり、石の彫刻だったり、絵画だったり。
教会の回廊をぐるっと半時計回りに14のステーションがあります。
イースターを記念して、1つの教会あたりに1つのステーションで祈りを捧げ、
合計14の教会へ聖木曜日に訪れるのが古くからの習慣とされていました。
今では14もの教会へ行く人は少なく、
2〜3つで済ませる人が多いようですが、
カトリック信仰が強いフィリピンでは
まだこの習慣はしっかり続けられています。
フィリピンで過ごす初めてのイースター。
せっかくなので、私たちもこのVisita Iglesiaをすることに。
(仁奈は寝かせて、イェイェとお留守番。)
行った先はこちら。
約4年前に私たちが挙式をあげた、
フィリピンの中でも最も古い教会の一つであるマニラ大聖堂。
「イントラムロス」と呼ばれる、16世紀にスペイン人がフィリピン統治の本拠地として建てた最古の地区の入り口に堂々と建つ、それはそれは美しい大聖堂です。
(イントラムロスのご紹介は別途じっくりさせていただきますね♪)
4年前のことを思い出すわ〜♪
行ってみると、人・人・人!!!
まるで日本の初詣のような人混みでビックリ。
教会に入ってみると、それぞれの「ステーション」で
祈りを捧げている人がいっぱい。
(それぞれのステーションで捧げる祈りが異なります)
壁にある木の彫刻が、一つのコマを表現しています。
マニラ大聖堂の後は、同じイントラムロス内にあるサン・アグスチン教会へ。
こちらはフィリピンの世界遺産の一つでもあります。
こちらも人がいっぱいで、教会の外でピクニックをするファミリーも、笑。
フィリピンにおける「宗教」とは、
「お祝い事」と「家族との大切な行事」であり、
とにかく生活に根付いていることを深く感じます。
家族連れで教会を訪れている多くの人々を見ながら考えずにはいられないのが、
何故フィリピン人はこんなに信仰心が強いのかということ。
J-kunが自分の見解として話してくれたのが、
やはり貧しさゆえに皆『信仰』を通して『希望』を持ちたいからだろうと。
心にズシンとくる言葉でした。
マニラ生活が始まって2ヶ月半。
どんどんこの国のことを肌で感じているKanaboであります。
さて、お次はイースター直前の金曜日;Good Fridayに行われる、
世界的にも有名なイベントをご紹介しますね(少し生々しいお話になります)。
お楽しみに♪
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『Maundy Thursday ;聖木曜日』と呼ばれる日で、
聖書の中ではイエス・キリストが弟子たちと「最後の晩餐」を行った日です。
国民の約9割がカトリック信者のフィリピンでは、
この日にあることをするのが習慣とされています。
それは、
「Visita Iglesia」
と呼ばれるもの。
直訳すると「教会への訪問」という意味で、
夕方から夜にかけて、14の教会へ訪れて祈りを捧げます。
何故「14」なのか。
どのカトリック教会にも必ずあるものが、
イエス・キリストが死刑宣告を受けてから復活する直前までの様子を
14コマの絵で表現する「Way of the Cross ; 十字架の道」
(それぞれのコマが飾られた場所を「ステーション」とよびます)。
木彫りのものだったり、石の彫刻だったり、絵画だったり。
教会の回廊をぐるっと半時計回りに14のステーションがあります。
イースターを記念して、1つの教会あたりに1つのステーションで祈りを捧げ、
合計14の教会へ聖木曜日に訪れるのが古くからの習慣とされていました。
今では14もの教会へ行く人は少なく、
2〜3つで済ませる人が多いようですが、
カトリック信仰が強いフィリピンでは
まだこの習慣はしっかり続けられています。
フィリピンで過ごす初めてのイースター。
せっかくなので、私たちもこのVisita Iglesiaをすることに。
(仁奈は寝かせて、イェイェとお留守番。)
行った先はこちら。
約4年前に私たちが挙式をあげた、
フィリピンの中でも最も古い教会の一つであるマニラ大聖堂。
「イントラムロス」と呼ばれる、16世紀にスペイン人がフィリピン統治の本拠地として建てた最古の地区の入り口に堂々と建つ、それはそれは美しい大聖堂です。
(イントラムロスのご紹介は別途じっくりさせていただきますね♪)
4年前のことを思い出すわ〜♪
行ってみると、人・人・人!!!
まるで日本の初詣のような人混みでビックリ。
教会に入ってみると、それぞれの「ステーション」で
祈りを捧げている人がいっぱい。
(それぞれのステーションで捧げる祈りが異なります)
壁にある木の彫刻が、一つのコマを表現しています。
マニラ大聖堂の後は、同じイントラムロス内にあるサン・アグスチン教会へ。
こちらはフィリピンの世界遺産の一つでもあります。
こちらも人がいっぱいで、教会の外でピクニックをするファミリーも、笑。
フィリピンにおける「宗教」とは、
「お祝い事」と「家族との大切な行事」であり、
とにかく生活に根付いていることを深く感じます。
家族連れで教会を訪れている多くの人々を見ながら考えずにはいられないのが、
何故フィリピン人はこんなに信仰心が強いのかということ。
J-kunが自分の見解として話してくれたのが、
やはり貧しさゆえに皆『信仰』を通して『希望』を持ちたいからだろうと。
心にズシンとくる言葉でした。
マニラ生活が始まって2ヶ月半。
どんどんこの国のことを肌で感じているKanaboであります。
さて、お次はイースター直前の金曜日;Good Fridayに行われる、
世界的にも有名なイベントをご紹介しますね(少し生々しいお話になります)。
お楽しみに♪
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by kanabomanila
| 2010-04-02 18:20
| フィリピンの習慣・文化